スポーツの醍醐味、素晴らしさはその成績のみにあらずして、その裏に魅了せずにはおかない人間ドラマがあることです。
大谷選手のチームメイトの父親がテレビに出演し「息子は大谷選手は人間としても素晴らしいと言っていた」と述べておりましたが、むべなるかな、でございます。
そうした大谷選手の感動のエピソードは枚挙に暇がないほどでございますが、今回の世界陸上でも、もう一つのドラマを目撃しました。
女子やり投げで銅メダルに輝いた北口選手とチェコ人コーチのセケラク氏との感動の二人三脚のドラマでございます。
3位が決まると、北口選手はスタンドをめがけて懸命に走り寄りました。
そのスタンドの上段から、これまた必死になって駆けおりてくる白人男性の姿がテレビに映し出されたのです。
2019年からこの3年間、北口選手が師事してきたチェコ人のセケラクコーチでございます。
2人は人目を憚らず、しっかりと抱き合いました。北口選手の目から大粒の涙が溢れ出てセケラクコーチの頬を濡らしたのです。
抱き合って喜びを分かち合う2人に、周囲からの祝福の渦が巻き起こりました。まさしくスポーツが人種も男女の壁も乗り越えて、熱い絆の花を咲かせた、感涙のシーンとなったのです。
北口選手とセケラクコーチとは…
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