2013年ウクライナと中国との間で友好協力条約が結ばれました。
ウクライナから空母「遼寧」を購入し、一帯一路構想のヨーロッパ進出へ、ウクライナを基点として考えていた中国にとってウクライナとの関係はとても重要なものでした。
この時結ばれた条約の中に「もしウクライナが他国から核攻撃を受けたら、中国は相応の安全保障を提供する義務を負う」とあります。
「この約束がある限り、ロシアはウクライナに核を使えない」との認識が、紛争専門家の間では一般的ですが、目的のためなら嘘など平気でつくロシア、プーチンにとってどれだけの拘束力を持つのか、疑問を持ちます。
しかし、このことは核の脅威で他の主権国家への侵略を続けようとするロシアにとっては頭の痛い目の上のタンコブとなっているのは事実です。
中国には、こうしたこと以外にロシア一辺倒で応援できない事情があります。
ロシアはクリミア半島や南東地区のドンバス、ドネツクを住民投票や住民の意向を理由に一方的に独立宣言させ、それを認めるという挙に出ましたが、このことに関しては中国は極めて不快に感じています。
何故なら、もしこういう住民投票で独立を認めるというやり方が罷り通るならば、ウイグル、チベット、台湾、香港、といった地域で問題を抱える中国は、取返しのつかないことになるからです。
ウクライナ戦争で一見一枚岩のように装っていますが、中・露の思惑はオ〇ンコとキ〇タマのように違い、水面下では狐と狸の化かし合いの様相を呈しているのです。
それにしても、プーチンのロシア兵のウクライナでの残虐行為は目に余るものがありますが、プーチンにとっては「なにを今更」なのでしょう。プーチンはシリアやチェチェンで見せたように昔から数十万人の市民を殺戮しても動じない「殺し屋」でした。
この「殺し屋」の特徴の一つに「他人を信じない」があります。自分がそうであるように、他の人間も己の欲のためには平気で人を殺すと考えているから、他人を信じるということがありません。
よくテレビで見られる自国の国防大臣や参謀総長であるにもかかわらず近づけずに、長いテーブルの端の方に座らせて会話をしていることからも、その猜疑心は見てとれます。
2019年、G20の大阪サミットで、各国首脳があらかじめ用意されたワイングラスで飲み物を飲む中、プーチンは一人だけマイカップで、自国から持ってきた紅茶を飲んでいたといいます。
安倍元総理の故郷の山口県に行った際も、出された地元名産の「ふぐ料理」には一切手をつけず、飲み物は傍のロシアの外務大臣が口にしていたグラスの酒を横から取って飲んでいたというのでした。
プーチンは、もはやウクライナを誰も住めない焦土と化すことを目的にしているように見えます。
こうした野蛮で残虐性に富んだプーチンの元で生きるロシア人は、一部の既得権益者だけが豊かになる現実を見て、将来を考えることなどは無駄だと考えているといいます。
「ウオッカを飲まなければやっていられない」とウオッカを買い漁り、ヤケ酒に溺れる日常が当たり前となっています。
お陰でロシアの男性の平均寿命は日本のソレより14歳も若く、68歳という「若死に」となっているのです。
こうしたプーチン率いるロシアに住む心あるロシア人は、諦めにも似た気持ちで「ロシア人のいないところが人生のいい場所なのだ」と言うのでした。
ウクライナで戦争がはじまり、第三次世界対戦間近で人類の終わりかと、世の中が騒然といたしておりますが、そんなことより「私への彼の気持ちが大事」と、これまでには考えられなかった尋常でない言動で世間の注目を浴びているのが、ご存じ麻耶さまでございます。
麻耶さまが「私の気持ちをどうしてくれる」と糾弾のターゲットにしているのが…
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