「ラモス瑠偉さまの”男の生き方”」

◆人生100年時代を生きる大人のためのWeb Magagine「MOC」
村西とおるインタビュー第1回
https://moc.style/world/director-muranishi-01/

 

今月の6月1日から法律が改正されてアメリカのように司法取引が可能となりました。

主に麻薬や拳銃、詐欺と言った暴力団が絡む犯罪に適用されるようでございます。

一人では何もできない意気地なしの集まりの暴力団諸氏にとっては、これからは悪いことは自分一人でしなくてはオチオチ枕を高くして眠れない日々となるのでございます。

悪事は一人でやるに限る、のであれば、つるんで暴力団をやっている意味がますますなくなるのでございますから、なんともご愁傷さまなことでございます。

アメリカではこの司法取引はあらゆる犯罪に採用され、一般的になってございます。

司法取引のおかげで犯人が裁判以前に罪を潔く認めるといったケースが沢山ございます。

またこの司法取引の密告によって新犯人の逮捕が随分とスムーズになりました。

手前どももこの司法取引制度(※手前どものケースでは「密告」ではなく、罪を認めて罰金を支払う方法での司法取引をいたしました)のおかげで、米国での370年の懲役の求刑が2800万円の罰金で話がつき、二度と踏むことはないと思われた祖国日本の地をこの足で踏むことができたのでございます。

裁判で最初、370年の刑を求刑された時は、信じられませんでした。

人を何人も殺したワケでもなく、たかだか観光ビザでハワイで撮影をしたというだけでございますのに、なんで370年もの長い間、米国にとどめ置かれなければならないのか、と全く納得がいきませんでした。

保釈されて裁判の日々を送る毎日を過ごしていましたが、よくワイキキのヨットハーバーに暇つぶしに行きました。

ヨットハーバーには外洋まで出て世界一周が可能と思われる大型ヨットが数多く係留されていました。

このままこの米国で朽ち果てるよりも、いっそあのヨットで日本に戻ったらどうだろう、という考えが頭を過りました。

途中で遭難することがあるかもしれませんでしたが、何もしないで370年も米国の刑務所にとどめ置かれるよりマシだと考えたのです。

ハワイの領事館に行き、警察庁から派遣されている顔なじみのT領事に、「もしヨットで日本に戻ったら、私は入国を拒否されたり、その場で逮捕されてアメリカに送還されることになるだろうか」と尋ねました。

このT領事は後に日本に戻って都内の有力署の署長となり警察庁の幹部にまでのぼりつめられた有能な警察官僚でした。

T領事は…

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