「統一教会から購入した衛星放送の地球局」

 

平成25年12月「餃子の王将」の大東社長さまを射殺したとして、工藤会系幹部の田中容疑者が逮捕されました。
 
事件発生以来8年10カ月、延べ26万1200人の捜査員を動員しての事件解明に努めた捜査当局の輝かしい成果でございます。
 
田中容疑者をヒットマンとして放った黒幕は一体誰であったか、今後の捜査での真相究明が待たれるところですが、一説では王将の取り引き先でもあり、全国で店舗を拡大していく際にトラブル解決に暗躍していた、福岡県を中心に不動産業を手掛けていたX氏(上杉昌也氏)であるといわれています。
 
X氏の活躍に王将側が払った見返りは、X氏側の企業グループから実に260億円以上の不動産を買いとることでした。
 
X氏の企業グループは売り渡した後で3分の1に満たない額で買い戻し、不当な利益を上げていたことが判明しています。
 
このX氏の企業グループとの不適切な関係に、射殺された大東社長がメスを入れたことで射殺事件が起きたのでした。
 
大方は死刑判決を受けた工藤会の最高幹部が裏で指揮をとったものと推察されているのですが、死刑囚となっている男が簡単に自白するといは到底思えず、田中容疑者も容易に口を割れば自らも親分と同じように死刑台にのぼらなければならず、真相解明にはこの先一山も二山もあるように考えます。
 
工藤会の悪質さは素人に手を出したことです。ヤクザ同士の抗争でヒットマンに命を奪われたという犠牲者は山ほどいるのですが、今回のように捜査当局が延べ26万人もの捜査員を動員させるといったことはありません。
 
ウジ虫同士の殺し合いにイチイチ虎の子の捜査員を動員するといった無駄なことは社会正義が許さないとの認識です。
 
ヤクザの組同士の抗争の時、真っ先に派遣される「鉄砲玉」なら、いくらでもいます。
 
また「鉄砲玉」はそうした抗争事件で手柄を立てることで組内での出世ができるのですから、いざ抗争となれば喜んで特攻隊長を買って出る者も少なくありません。
 
が、この頃ではヤクザ同士の抗争事件でも相手の組事務所にピストルの弾を撃ち込んだりすると、それだけで10年近くの懲役を覚悟しなけれなならない、暴力団には厳罰のご時世です。
 
今回逮捕された田中容疑者は、大手ゼネコンの車に向かい発砲しただけで10年の懲役を喰らい、ム所暮らしの最中でした。
 
暴対法施行前の昔なら、せいぜいその半分の5年程度の懲役で帰って来られたものを、発砲しただけで10年以上の懲役が常識になっています。
 
また無期懲役を喰らっても、運が良ければ20年を少し過ぎれば仮釈放という「幸運」が待っていたのでしたが、法律が改正されて有期刑の最長は30年となりました。
 
よって仮釈放も30年を過ぎてからでなくては行われなくなったのです。
 
「無期懲役」を喰らえば、運よく仮釈放を貰っても、最短で30年以上は懲役の日々を過ごさなければならない破目となり、ヤクザ稼業で「懲役は出世の道」は割に合わないこととなっています。
 
ヤクザになったのは額に汗を流して働くこともせずに、楽をしてタップリ金を儲けて美味い酒で美味い飯にありつけ、いい女を抱けるから、でございましたが、そうした「ウマい汁」を吸うことが叶わなくなった、世間の目が暴力団に厳しい昨今では、何が悲しくてヤクザ稼業をやっているのか、バカの見本のように見られておりますので、若い者でヤクザの世界に入るお人好しはメッキリ少なくなっています。
 
そのせいで、先頃神戸山口組の若頭が自分でバイクに乗り、山口組6代目の組事務所を襲ったという事件が発生しました。が、若い衆にイケイケがおらず、自分で体を張るしかなかったという哀れな事象でございます。
 
勢い今回の田中容疑者のように56歳となってヒットマンの容疑者として逮捕される「タワケ」が出現する有り様となっているのです。
 
手前どもの知人にも暴力団のヒットマンがおりました。
 
この男、関東では有名なイケイケの暴力団に所属していたのですが、いつもの口癖は、「もし警察に不審尋問をされたら、その場で撃ち殺して逃走する。叶わず逮捕されることになったら、自分の頭を拳銃で打ち抜いて自殺する。俺はどれだけヤクザの相手を殺してきたかわからないから、死刑台に上がる位なら自分で死んだほうがマシだ」と嘯くのでした。
 
男は組内では「仕置き人」として恐れられており、あちらこちらの支部に遊びに立ち寄っただけでも、その支部の長が恐怖に慄き「助けてくれ、組を裏切ったワケじゃないんだ、仕方がなかったんだ、この通り」と土下座して救いを求めてくることも珍しくありませんでした。
 
「いや、そんなんじゃないんだよ、ただ遊びに寄っただけだから、安心しなよ、兄弟」と相手を慰めて立ち去るのが常だと笑っておりましたが、「どれだけ奴らは親分に隠れて悪いことをしているのか」と呆れ顔でもありました。
 
その後、男は「覚せい剤使用と所持」の現行犯で逮捕され、現在は長き懲役についていますが、男が恐れていたような「ヒットマンの殺人」事件は一件も立件されることがありませんでした。
 
男によれば、捜査当局は男が犯した殺しの数はしっかり把握している筈でしたが、その件に関しては全く不問に付されたのです。
 
当局にしてみれば、虫けら同士の殺し合いにイチイチ介入するほど暇でもお人好しでもない、ということなのでしょう。
 
ヤクザ同士が殺し合い、その結果死体となった数はこの日本にどれだけいるでしょうか。
 
山の奥に埋められたり、海に捨てられたりで闇に葬られていますが、その数や相当なものではないでしょうか。
 
ヤクザが組をそう簡単にやめられない理由のひとつはここにあります。
 
これまで明らかになっていないだけで、いくつもの重要な罪を犯してきた仲間の「イチ抜けた」をそう簡単に許していたら、将来どんなタレコミを警察にされるかわからないから、口封じで指をツメさせているのです。
 
日本の警察検察はそう甘くなく、田中容疑者がどう抗っても起訴となり、裁判にかけられ有罪となりましょう。
 
判決は軽く見積もっても無期懲役、普通なら当たり前に「死刑」となるのが妥当です。
 
これから田中容疑者に待っているのは、夢見ていた酒池肉林の贅沢ではなく、命尽きるまで震えて眠る塀の中での日々、でございます。
 
ヤクザなんぞの稼業は、どう転んでも割に合わない、を予備軍の半グレに知らしめる意味では格好な標本となっただけ、の「人の命を奪えば、奪われる」当たり前の宿命に襲われた、愚かすぎる程の愚か者でございます。
 
 
 
 
1992年、日本で初めてのアダルト番組の衛星放送をスタートさせようとしました。
 
法律的には問題がなく、その頃の監督官庁の郵政省も、これからの衛星放送時代を迎えて、なんといっても起爆剤となるのはアダルトビデオ映像だと「空からスケベが降ってくる」計画には好意的でした。
 
が、実際にスタートする段となって問題となったのは、宇宙の彼方に浮かぶ衛星に向かい、アダルトビデオの映像を発信する「地球局」が無かったことです。
 
地球局には直径14mの大型のパラボラアンテナをはじめとして、地球局に相応しい設備や編集室が必要でした。
 
新しく地球局を開設するには、少なく見積もっても建物の新築、施設の工事費等で50億のお金と、2年近くの時間がかかることがわかりました。
 
郵政省は積極的で、衛星を所有する三菱商事が事業のパートナーであれば、将来の飛躍は約束されたようなもので、申し分のないものでした。
 
是非ともすぐにでも参加したかったのですが、肝心の地球局開設まで50億円のお金と2年の歳月がかかることを知って、二の足を踏みました。
 
そんな時でした。知人から横浜に「統一教会の衛星放送の地球局があるが、話によっては譲ってもいい」との格好の話が持ち込まれたのです。
 
渡りに船とばかりに、早速横浜に地球局を見に行ってみると、300坪ほどの広い敷地に3階建ての地球局が建っていました。
 
そして…

 

 

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