近頃感動した話を一つ、ご紹介。南米の小さな島国ハイチといえば、世界でも最も貧しい国として知られています。人口のうち安定した職業に就いているのは50人に1人といわれる最貧国でございます。
そのハイチの首都ポルトープランスに、22歳になるジミーさんという青年がいました。
5年前のことです。ジミーさんが帰宅しようとすると人だかりがしていました。
何かしらんと覗いてみると、ゴミ置き場の山の中に、幼い生まれたばかりの乳児が捨てられていたのです。
乳児はゴミ山に住むアリやゴキブリに身体を蝕まれて、何も身につけていない素っ裸のままで、痛さのあまり悲鳴を上げて泣いているのでした。
が、周囲の人たちは誰も手を差し伸べて助けようとしません。きっとこの子供は悪魔に呪いをかけられた疫病神に違いないと、ただ恐る恐る見ているだけなのでした。
このままでは間違いなく死んでしまうことになります。ジミー青年は人垣をかき分け、その乳児を抱き上げ、自宅に連れて帰ったのです。
ジミーさんは母子家庭で、自宅には母親が一人、帰りを待っていました。
乳児を抱いて帰ってきたジミー青年に、母親は何も言いませんでした。ジミー青年のやることに、母親は100%の信頼を寄せていたからです。
ジミー青年は母親の許しを得て、その乳児と一緒に暮らすことにしましたが、問題がありました。
ジミー青年はまだ大学生で、アメリカの大学に留学中であったのです。が、ジミー青年には迷いはありませんでした。この幼な児を自分の手で育てようと決心したのです。
5年前のその時は、ジミー青年はアメリカの大学の2年生でしたが、その大学を休学することにしたのです。
理由は2つありました。一つは大学の授業料にとっておいたお金の内から300万円を、乳児の親権を持つための費用として捻出する必要があったからです。
もう一つの理由は、母親とエミリオと名づけた乳児の生活費を稼ぐ必要があったからでした。
米国に戻ったジミー青年の皿洗いやゴミ掃除、ウーバーの配達員といったアルバイトをし、その稼ぎを母親とエミリオ君のもとに送ったのです。
ジミー青年は言います。「僕の願いはエミリオに、君は愛されているということを知ってもらうことでした」と。
この美しい物語はネットで拡散し、世界中の人に知られることになりました。そして2500万円もの大金が寄付金としてジミー青年のもとに、世界中から寄せられたのです。
ジミー青年はそのお金の中から年間の学費500万円を支払い、休学中の大学に3年生で復帰しました。
近い将来、現在はまだハイチに住んでいる母親とエミリオ君をアメリカに呼び寄せ、一緒に暮らす計画を持っているとのことです。
俗に捨てる神あれば拾う神あり、と申します。まだまだこの世は捨てたもんじゃない、とのちょっといい話をご紹介させていただきました。
ちょっといい話と言えば、数日前の夜のことでございます。テレビで世界柔道選手権の模様を見ておりましたら、ハッと息を飲むような「銘華」を目撃したのでございます。
ウクライナの女子柔道選手ではありません。日本女性でございます。
それも中年の熟女
加えて…
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