ベルサイユのバラで一世を風靡した漫画家の池田理代子さまのPVを撮影したことがございます。
その頃理代子さまは30代で、日本を代表する人気漫画家で、才色兼備でも知られる存在でした。
かねてからファンの私めのラブコールが実り、一週間のハワイで撮影が可能となったのです。
美しくも女盛りの憧れの理代子さま相手に、蒼い海、青い空、澄んだ空気の下での夢のような5日間が過ぎていきました。
夜の11時を回った時間です。ホテルの私の部屋に理代子さまから電話がかかってきたのです。
「ちょっとお話したいことがあるのですが」と電話の向こうから甘く囁くような理代子さまの声が聞こえてきました。
では、ということで30分後、ホテルの一階にあるラウンジで待ち合わせをすることにしました。「監督になってよかった」とその時、心から思いました。
真夜中の大人の男女の逢瀬です…