「父親の姉の大笑い」

テレビのドキュメント番組で、今話題のレンタルさんを見ました。

彼は35歳ですが、結婚し子供も一人います。

レンタルさんとは「交通費だけを払ってもらえば、好きなときに自由にお付き合いします」というお仕事です。

当然そんなボランティアをしていては、お金を稼ぐこともできずに生活は奥さまがアニメーターのアルバイトをなされて支えています。

レンタルさんが「交通費だけを頂ければ時間を共に過ごして、見守りします」のお仕事(厳密に言えば収入がないので仕事とは言えないのですが)をはじめられたのは、ご自分が発達障害であることを自覚したからでした。

レンタルさんはなかなかの秀才で、大阪大学を卒業しておられます。

卒業後、会社勤めをしましたが長続きせずに退社しました。

時間やお金に縛られる生活になじめず、組織に同調するという人間性に欠けていたからです。

レンタルさんは自分のことを「飽きっぽい性格で社会性がなく、興味のない話にはついていけない、発達障害である」と分析しています。

であってもレンタルさんは「何もできない自分だけれど、いつか世に出たい、見返してやる」の野望を隠していません。

発達障害ではあるけれど、社会生活不適合者ではないと自分を認識しています。

以前レンタルさんのことがテレビで取り上げあげられると、急にツイッターのフォロワー数が20万となり、レンタルさんへの「仕事」の依頼が引きも切らずとなったのです。

その結果、レンタルさんは本を3冊も出版し、印税収入を得ることができました。

やり続けていると、ある日突然脚光を浴びることになるという、人生の摩訶不思議な摂理を体現されているのでございます。

レンタルさんが仕事の依頼を受ける相手はほとんどが女性です。

女性を積極的に受け入れているのは、男性を相手にするのが苦手だから、に過ぎません。

男性を相手にすると必要以上に緊張したり、威圧感を感じて疲れるから、比較的にラクで楽しい女性の依頼者を選んでいるのでした。

レンタルさんもこの辺は当たり前の男性ということなのです。

レンタルさんはただボランティア活動で無料奉仕に近い「お仕事」をしているわけではありません。

レンタルさんに「仕事」を申し込んでくる女性のそれぞれの事情に興味が尽きないのです。

こんな素敵な女性なのに、なんというつまらないことで悩んでいるのだろうと思うような体験をすることもあります。

たとえば…

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