夏の強い日差しを避けながら公園の木漏れ日の中を歩いていると、道の上にセミの死骸が横たわっていました。
6,7年も土の中でさなぎとなって過ごし、羽化して僅か一週間の短い命を終えたのです。
いっぱいに羽ばたきながらどんな風景を見たのでしょうか。
家族も友も仲間もおらずに、たった一人で精いっぱいに鳴き続けて閉じた、あっと言う間の命だったセミの亡骸を見て、命の儚さを感じ、ふとため息が出た日曜日の午後でございます。
住まいの近くにあるこの公園には、毎日曜日、散歩がてらに立ち寄っています。
公園の砂場やブランコ乗り場には幼な児を連れた若い母親たちの姿があります。
中にはゾッとするほどに美しい母親などもいて、元気を貰えるのです。
不審者と思われないように用心しながら、この公園に集う幼な児と若妻たちの様子を窺いながら遊び場を通りすぎている日曜日でございます。
いつだって好色な自分が、誠にもって恐縮なのでございますが、イタズラをするわけでなく、ただ静かに通りすぎるのみでございますので、心の中で密かに手を合わせながらお許しいただいております。
それにしても、でございます。幼な児を持つ若妻の肢体のなんという艶めかしさでございましょう。特に夏の装いとなって肌の露出が多くなり、体のラインも無遠慮気味にはだけられている様を見て、あまりの色っぽさにたじろぐ思いでございます。
変態オヤジ、おちおち女、子供を公園で遊ばせておけないじゃないか、とお叱りくださるな、ただ見るだけ、でございます。
あなたもいつか来る道、やがては手前どもの「憩いのひととき」をよく理解できる日が来ましょう。
妄想の世界に遊ぶ男に鞭をふるうような無粋な真似をなさってはいけません。
子供が無心になって遊ぶ姿を、目を細めて慈しむように見ている若妻の眼差しを目撃し、我が母もあんな風に愛情たっぷりに手前どもを育ててくれたのだと、昔の記憶を思い起こすのでございます。
成人して結婚し、子供を授かり離婚し、エロ事師稼業に入って前科者となりし一人息子を、母親はどんな思いで眺めていたのだろうか、と親不孝の数々に思い至り、心が痛むのでございます。
心を痛めながらも、公園の遊び場に集う若妻を眺めながら、あの細身で体の柔らかそうな奥様はくるぶしが耳につくほどの屈曲位でせめてみたい、あのトランジスタグラマーな若奥様は駅弁で、背の高いあの奥様とは立ちバックで、と妄想はとめどなく広がり、場所柄もわきまえずに下腹部を勃起させている罰当たりなのでございます。
上半身に体のラインがハッキリとわかる黒いシャツを着られ、タイトの白いミニスカートをはいた2歳児ぐらいの男の子と鬼ごっこに興じられている若妻がいました。
お顔の方は由美かおるさま似のエキゾチックな顔立ちで、黒いTシャツから出た二の腕は、抜けるような白い肌でございます…
この続きは「まぐまぐ!」でお読みください…