久しぶりに心温まる話に遭遇しました。
新聞などで報道されましたので、もう既にご案内のこととは存じますが、改めてそのことをここに記させていただきます。
那覇市の高校2年生の崎元君が、おじさんの葬儀に参列するため地元の与那国島へと帰ることになりました。
ところがモノレールで終点の那覇空港に着いたとき、往復の航空運賃が入った財布をなくしたことに気づいたのです。
どうしようと頭を抱える崎元君に「どうした?」と声をかけた男性がいました。
崎元君はその男性に事情を話すと紛失した金額の6万円を男性が差し出したのです。
崎元君は予約した便に間に合うことができましたが、男性の氏名や連絡先を聞きそびれたことを悔やみました。
在籍する高校の先生に相談し、すがる思いで地元紙にその体験を取り上げてもらったのです。
インターネット上に掲載された記事を見て、恩人の男性が名乗り出てくれました。
埼玉県の医師の猪野屋さま(68)です。猪野屋さまがその時のことを知人に話したら、「騙されたんだよ」と言われました。
が、ネットを見て、崎元君が自分を探していることを知り、崎元君の高校へ連絡したのでした。
「少年の話を信じてよかった。那覇出身でもあり、世話になった沖縄に恩返しをしたい」と振り返るのでございます。
崎元君の紛失したと思っていた財布も、乗車駅で現金も手つかずで見つかりました。
「感謝を忘れず、困っている人に手を差し伸べられるようになりたい、と涙を滲ませる崎元君なのでございます。
二人は今月下旬、猪野屋さまが那覇を訪れる機会に再会するとのことです。
これぞ日本人、と胸を張って誇れるような話でございましたのでご紹介させていただきました。
手前どもも以前、群馬のリゾートホテル施設に行った折、マッサージチェアのところに現金…
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