ホルムズ海峡でイラン軍が軍事演習を行いました。
イラン国政府は国際社会がこれ以上イランに対する理不尽な経済制裁を続けるなら、ホルムズ海峡の閉鎖も辞さないことを匂わせています。
これに対し日本の中東専門家は「イランがホルムズ海峡を閉鎖することは考えられない。イランにとってのリスクが大きすぎるから」と楽観的な考えを述べています。
しかし窮鼠猫を噛む、という諺もある通り、これから先追い込まれたイランがどんな行動をとるのかは、神のみぞ知る領域のものとなっています。
もしイランがホルムズ海峡を閉鎖するという暴挙に出れば、我が国は壊滅的な打撃を受けることになります。
1973年のオイルショックは、まだ一滴も中東からの石油が禁輸されていないにもかかわらず、もしも、とパニックになったことで起きた騒動でした。
しかし、この度「もしも」ホルムズ海峡が閉鎖されれば、日本は崩壊の危機を迎えます。
あの海峡が閉鎖されれば、それまで日本が輸入していた化石燃料の80%が失われるからです。
反原発を訴える人たちは、もしものことがあったらどうする、と原発に反対の声をあげています。
しかしながらもしもホルムズ海峡が閉鎖されて日本に化石燃料が入ってこなくなったらどうするか、については全く考えが及んでいないようです。
もしものことを考えるなら、再び原発が事故を起こす確率より、ホルムズ海峡が閉鎖される確率の方が格段に上であるにもかかわらず、です。
反原発など資源が全くない状況に置かれている日本にとってはありえない選択肢であるのに、いまだにそんなヨタを飛ばしている神経が信じられません。
この夏の猛暑のせいで、先日までで東京23区内で熱中症にかかった死者が100人を超えました。
全国では5万人以上の人たちが熱中症で救急搬送されています。
放射能で亡くなった人は一人もいませんが、、全国ではこの夏の猛暑で既に千人もの死者を数えるまでになっています。
それらの死者の中には高い電気代をうかそうと冷房をつけることをためらったために命を落とした犠牲者も少なくありません。
原発よりはるかに怖いのは太陽光線だということです。
地球温暖化の影響といわれるこの猛暑を機会に、改めて原発の重要性を再確認したいものでございます。
中国、上海に行ってまいりました。
中国の友人が経営している日本式温泉で…