中国のホテルで夜、テレビを見ていると、相変わらず複数のチャンネルで旧日本軍の蛮行をテーマにしたドラマが放映されていました。
チャンネルを変えているうちに、どこかで見たような映像と出会いました。
欽ちゃんの「仮装大賞」とソックリな番組です。
中国人もとうとう視聴者参加のこんなアイディア満載の番組を作るようになったか、と感心して見ていましたが、どうも様子がおかしいのです。
目を凝らしてみると、まさに欽ちゃんと香取クンが出演している、日本で放映されているそのままの本家本元の番組であったのです。
言葉は中国語の吹き替えでしたが、金曜夜のゴールデンタイムに中国の地上波で日本の番組が放送されていることに感動しました。
習近平さまによる親日対策への転換が、こんな形で実現しているのかと思うと、なんとも心安らぐのを覚えたものです。
できればこれを機会に中国に、故なくして身柄を拘束されている8人の日本人を一日も早く釈放していただきたい、と願うのです。
改めて欽ちゃんの「仮装大賞」を中国の地で見て、つくづく「日本人はモノ作りが得意で好きな民族なのだ」と誇り高く思いました。
子供から大人まで嬉々として工夫を凝らした仮装で次々と見せるパフォーマンスは、中国のテレビで決して見ることのない創造力に溢れていました。
こうしたモノ作りの精神があるうちは、日本はまだまだ大丈夫と、実に心強く感じられたのでございます。
先週の金曜日から…