「”Metoo”と、アノ時のこと」

ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題に端を発して、たちまちのうちに燎原の火のごとくに広まった告発の波、でございます。

が、これに対してフランスを代表する映画女優カトリーヌ・ドヌーブさまや仏女性作家らが連名で仏高級紙ル・モンドに反論を寄せられました。

「ヒザを触ったりちょっとキスしようとしたり、仕事の話をする食事中に”親密”なことを話そうとしただけで男は罰せられ、辞職を迫られるなんて馬鹿げている」との主張です。

また、男が女性にしつこく言い寄る権利は、性的自由の重要な一部だ、と述べられているのでございます。

このところ「Time’s up」運動が勢いを増し続け、とどまるところを知らぬげでございます。

女性を口説いたことがある、スネに傷を持つ男たちは、このところ肩身の狭い思いをしておりましたので、ル・モンド紙のセクハラ告発運動を批判する記事を見てホッと胸を撫でおろしたのでございます。

ル・モンド紙はまた、「これらの行きすぎたセクハラ告発は、男性へのいわれなき憎しみを煽り、女性の自立を支援するというより、男性を抹殺するもので、性的自由を敵視する人々を助けるものだ」と述べられています。

女性を守られる対象、弱い対象としてしまうことは、戦後の欧米における女性解放を制限することに繋がるのではないか、と危惧しているのです。

男性が女性を積極的に口説き、言い寄ることは自然なことです。

これを批判したり問題の対象とすることはナンセンス以外何ものでもない、と言えます。

男が女性にアプローチをする行為を批判することは、女性から性を自由に楽しみ権利を奪うことになります。

男と女の肉体の機能を見れば、男は攻撃的な、女性は受動的な主体であることで成立していることが分かります。

この「男の攻撃性」にフタをしてブレーキをかけることのメリットはどこにもありません。

新たにセックスの世界にタブーを持ち込もうとするかのようなセクハラ告発運動の行き過ぎを看過するわけにはいかないのです。

女性の肉体はいつでも自由な状態にありますが、男性の方は勃起した状態でない限り、女性と性交を結ぶことは不可能です。

男の勃起は極めてデリケートな心理的要因を含んでいます。

情緒的緊張により、女性との性交渉が全く不可能になるということが起きます。

しかし、女性は性行為自体では勃起する必要がなく肉体関係を持つことができます。

男と女は…

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