その昔、処女喪失シリーズのAVを発売してご好評を博したことがございました。
本物の処女が初めての挿入を迎え入れる瞬間が実にエキサイティングだと大変ご好評でした。
あまりの人気ぶりで、それならとシリーズ化をいたしました。が、大変だったのは「処女探し」でした。
それまで時折、「処女です」と処女を自称する女性が現れておりました。
しかし、いくら処女だからといえ、ほとんどが、ご面相が視聴者のご理解をいただくレベルに達していませんでした。
レベルに達していないから処女だった、という実に分かりやすいのでございました。
たまたまでございました。はじめは処女などを撮影する予定は全くなかったのでございます。全てのヒットは偶然から生まれるといいますが、まさしく処女シリーズのスタートは偶然の賜物でした。
いかなる出来心からだったのでしょうか。チャーミングな姫君が「処女です」とスカウトマンに連れられてやって来たのでございます。
エクスタシーの喜びを知らないでただ痛がるだけの処女などを撮影して、果たして作品になるのだろうか、との不安が頭を過りましたが、目の前の「処女の姫君」はこれまでの処女と違って、なかなかの魅力の持ち主でございました。
それまで淫乱、好きモノ女性を採用してまいりましたので、「まだ男性とキッスもしたことがありません」と頬を赤く染めてうなだれる20歳の女子大生が眩しく見えました。
さすれば、一度彼女の処女喪失シーンを撮ってみようと考え、撮影に臨んだのです。
彼女の芸名は、お顔と姿形があの薬師丸ひろ子さまに似ておられるところから「よく師丸ひろ子(よくシまるひろ子)」と命名しました。
しかしながら、ひろ子さまの撮影は困難を極めました。
いざ挿入せんと男優氏がアテがうのでしたが、ソレを体の中に埋めるのが一苦労となりました。
痛い、痛い、と痛がってウマくいかないのです。
指の方も人差し指1本だけのご機嫌伺いが精一杯で、それ以上はなんともスムーズに入り込むことができないのです。
男優氏は「小さすぎるんです」と戸惑いを隠しきれません。
男優氏が汗まみれとなって、痛がる姫君を撫でたり、さすったりなだめたりしながら足の付け根に愛撫をほどこすこと約1時間、ようやくして挿入を果たしたのでございます。
その時、ひろ子さまは「お母さーん」と、涙とともにハナマルキ味噌の宣伝文句の言葉を吐かれたのが印象的でございました。
鮮血が赤く白いシーツを染めるのが見てとれました。まごうことなく処女でございました。
女性の体とは不思議なものでございます。痛い、痛いと悶絶しておりましたのに10分、20分と出入りを繰り返しているうちに、ひろ子さまは徐々に、でございますが、陶然とした表情を見せられたのでございます。
処女なのに、でございます。
この頃ではスマホの映像でAVを楽しまれている姫君が多く、処女喪失の時から絶頂を極める「処女」も少なくない、と聞き及んでおりますが「処女シリーズ」の撮影を開始したあの頃は、AVを見て出演しに来られる、という女性はほとんどおりませんでした。
AVというものがどんなものかを知らずに、好奇心とお小遣い欲しさの出来心で出演なされていたのです。
撮影をスタートしてから2時間足らずの内に「処女喪失」の姫君は「イク」かの表情さえ垣間見せるがごとくに変貌を遂げられたのです。
体位は正常位からバック、そして松葉くずしを経て騎乗位へと変化してまいります。
騎乗位となった時でした。それまでは完全に受け身であったひろ子さまでございましたが、男優氏の体にまたがり足を大きく広げられて腰を左右、前後へと振られたのでございます。
誰も教えることもしていないのに、でございます。
あれは天性のものでございました。
かくて最後の思い切りの屈曲位をもってヤクルト1本分ほどの大量の顔面シャワーの洗礼をひろ子さまはお受けになったのでございます。
事後はマナーの交換となり、男優氏はひろ子さまの「よく締まる」部位を口で愛であげ、一方のひろ子さまも男優氏のソレを口に含んでススる、といった雅やかな「69」のシーンとなって、ひろ子さまの口の周辺は男優氏のペ〇スに付着した血のりがはりつき、あたかも吸血鬼のごとき様相を呈していたのでございます。
作品を撮り終えて、これぞAVの新しい境地、と覚醒しました。
かつて人類が見ることのなかった映像を見る機会を届ける使命に燃えていた手前どもにとって、生涯「処女喪失の阿鼻叫喚」に縁のない男たちへの何よりの贈り物となると確信したのです。
1作目の処女喪失ビデオは予想通り好評を博して、それまでにない大きなセールスを記録しました。
その後このシリーズを「定番」として、次々に処女喪失の作品をリリースしていきました。
14番目の作品を発売してから20日ほど経った時でした。
ソープ専門誌を何気なく見ておりましたら、どこかで見覚えのある女性の写真が誌面を飾っていました。
誰かしらん、と目を凝らしてみると、20日前に発売した「処女喪失シリーズ」に出演した女性、その人、でした。
まさか、と思いましたが、どこからどう見ても彼女に間違いありません。ビデオパッケージと照らしあわせてジックリ比べてみましたが、おっぱいの形から鼻の形、首から耳の形まで、瓜二つ、でした。
かくなる上は、と実際に彼女に会いに行って確かめることにしました。
その後の顛末はこのブログで以前にご案内したことがございますので詳細は省きますが、検証の結果はまごうことなく、アノ「処女喪失」ビデオに出演した姫君と同一人物であったのです。
全てのサービスを受けて時間が来て、ソープの室から出ようとした時、それまでシラを切っていた彼女が、背広を後ろから肩にかけ、そっとその頬を背中につけました。
「監督、ゴメンナサイ」と、か細く呟いたその声を、今でも思い出すことができます。
人気のソープ嬢の正体を見抜けず、「処女喪失シリーズ」に出演させたことは、プロとして申し開きの絶たない不祥事でした。
もはや「処女喪失シリーズ」の続行は不可能と断念し、それまで撮りためていた作品を商品化し、20作でシリーズを終了したのでございます。
前置きが長くなりました。こうした「処女喪失シリーズ」のインチキのようなことが昨今のメディアで行われていることに我慢がならないのでございます。
インチキ、とはメディアが朝から晩まで報道している森友学園と豊洲の問題でございます。
森友学園の理事長は小学校の申請を取りやめ、理事長の職を辞することを表明なされました。
これにて一件落着、何事か問題ありや、でございます。
そもそも土地の汚染浄化のために予想されていた8億円が使われていれば何の問題もないことでございました。
まだ作業が途中であるにもかかわらずの大騒ぎは、なんたる不見識でございましたでしょうか。
教育勅語を子供たちに暗唱させたことが問題である、との追及をしておりますが、私学であればその程度の自由な教育方針は許されて然るべきでございます。
そもそも教育勅語のどこが間違っている、というのでしょうか。
小学生時代に英語で覚えた「きよしこの夜」のクリスマスソングは、今でもソラで歌うことができます。
ひょっとしたら、あれも偏向教育、ということでお叱りを受けなければならないことになるのでありましょうか。
人の好いお嬢さま育ちの安倍首相夫人を引き合いに出してきてメディアはさも疑惑があるごときに騒いでおりますが、まさにそれこそ人権侵害というものでございます。
山本太郎さまなどは予算委員会で「アッキード事件」などと嘯く始末でございます。
揚げ足取りだけが仕事と心得ているさもしい根性が見え隠れして正視にたえません。
幸福を感じるんじゃない、幸福を感じる心を手に入れるために大人になった筈なのに、というのに、なんという痴れ者でございましょうか。
そして今度は稲田防衛大臣の13年前の弁護士時代の「記憶違い」を責め立てています。聖人でもあるまいし、13年前のことなど明確に記憶していないことがそれほどの罪なのでしょうか。
100兆円の国の予算委員会で取り上げるべき大事なことはもっと他にいくらでもある筈でございますのに、答えが見えている一地方の小学校敷地の許認可問題をいつまでもゴチャゴチャといじくり回しているのだ、税金ドロボーめ、でございます。
豊洲の問題についても然り、でございます。
築地の建物は老朽化が進み、耐震性の面からも法律に違反していることが明らかになっています。
加えてゴキブリとネコの大きさの巨大ネズミの巣窟となっており、数百台のターレーや大型貨物自動車のまき散らす有害物質で、築地はこの上もなく汚染されている状態にございます。
小池都知事は築地の土壌地下から発見されたベンゼンはコンクリートに遮断されているから問題ない、と発言なされました。
であれば問題とされていた豊洲の地下水のベンゼン等の有害物質もなんら問題がないことになります。
さすれば…