森友学園がこのところ話題でございます。
渦中の人、の籠池理事長さまの鉄面皮ぶりが、どうにも手前どもに似ているようで、こそばゆい思いをいたしております。
それにしても、幼稚園児に戦前の「教育勅語」を暗唱させて憚らないとは、なんと「昭和を愛する」人なのでしょうか。
手前どもも、小学生の時に近くの教室の米国人の牧師さまにクリスマスソングの「清しこの夜」を英語で歌うことを教わったことがあります。
今でもあの歌を英語でスラスラと歌うことができます。手前どもはクリスチャンになってしまったのでしょうか。
こうした濃い「昭和」な人物の登場で真面目に語らなければならない「愛国心」が「狂言者の戯れゴト」と受け取られかねないのは、甚だ残念に思われて仕方がありません。
それにしても、でございます。
お気の毒なのは安倍総理夫人の昭恵さまでございます。
山本太郎さまには「アッキード事件」よばわりされて、まるで「汚職事件の犯人」扱いされております。
その昔、数人の部下を引き連れて北海道でセールスマンをしていた時代、経費を節減するために道内にあるユースホステルを宿泊先にしていました。
食事が終わると食堂でオーナー主催の合唱大会が催されました。
宿泊者が一堂に会して、オーナーが奏でるギターにあわせてフォークソングを歌う、という趣向でした。
手前ども以外の宿泊客は、ほとんどが大学生でした。
一宿一飯の恩義がございます。自分たちだけが失礼すれば和を乱すことになります。
斯くなる上はと、若者たちに交じって「山男の歌」などを声を張り上げて歌ったものでございます。
昭恵さまが森友学園の関係の幼稚園に行かれて、園児の歌う歌を聞きながら涙を流されたのは手前どもと同じ、行きがかり上の事ゆえ、ではなかったかと思うのでございます。
昭恵さまは30程の団体の名誉職を引き受けられています。
来るもの拒まず、の感がありますが、それはひとえに頼まれたら否と言えない昭恵さまの、人の好い人柄を表しています。
育ちの良さからなのでしょう、昭恵さまは人を疑ってかかる猜疑心とは無縁の「性善説」をお持ちのようでございます。
友人が昭恵さまの経営なさっている居酒屋へ行くと、たまたま昭恵さまが店内におられて、お願いしたら気軽に一緒にスマートフォンのカメラにおさまってくださった、とのことでした。
そうした、人を信用して疑わない人間性の美徳が、この度は逆目に出て災いを招き入れたのでございます。
が、昭恵さまのような、素朴で単純に人を信じてしまう人間性を持たれた方が総理夫人であられることに、心が和む思いをしています。
少なくとも、アッキード事件、などの妄言を弄して人を陥れようとする下劣な山本太郎さまとは人間の格、質が段違いでございます。
山本太郎さまを拝見しますに、国会議員となられた後の言動は、無知を通り越して「痴」の領域に到達しているかのように感じられます。
厚顔無恥の無頼漢ぶりが国会議員の特権と勘違いしている「アンポンタン」でございます。
その知能指数の低さを恥じて、お勉強を積み重ねられた気配は感じられるのでございますが、なにせ人の揚げ足取りが出世の早道、の心得違いをしている根性が、あざとい顔に出ておられて、嘔吐さえもよおすのでございます。
まさしく心根いやしい人間は、いくら「国家議員」の厚化粧を施してみても地の心醜さを隠しきれず、目を覆うばかりでございます。
大人になって社会に出るのは幸せを手に入れるのではなく幸せを感じる心を手に入れる、筈で大人になったのに、なんという下賤なヤツでございましょう。
いずれにせよ、森友学園は破綻し、理事長さまは柄にもない教育者の立場から解放されることになりましょう。
理事長さまは教壇より街宣カーでガナリ立てるお姿がお似合いでございますから、黒幕の副園長の女房ドノとの新しい旅立ちには、かえって好都合ではないでしょうか。
石原慎太郎さまと小池都知事のバトルが繰り広げられております。
豊洲問題の核心は、地下水の問題ではありません。
当初300億円だった施設建設の予算が、いつの間にか1000億円になっておりました。
ドン内田さまをはじめとする都議会自民党の取り巻きの議員さま諸氏が、この「疑惑」にいかなる役割を果たしていたかを改めて検証することでございます。
それこそ「百条委員会」の意義でございますのに、いつのまにか石原元都知事と小池現都知事のバトル、に変わっております。
豊洲移転の問題は既に決着しております。
小池都知事は「築地の地下汚染の問題はコンクリートで遮断されているから問題ない」と申されました。
豊洲の地下水も同じようにコンクリートで遮断されているから問題ない、のでございます。
一刻も早く、宙ぶらりんとなっている、築地で働く仲卸業者を救済するためにも、豊洲への移転を急ぐべきでございます。
築地が米軍のクリーニング工場の跡地で、地下に有害物質が埋められていることなどは、以前から知られた事実でした。
加えて、築80年の、地震がきていつ倒壊してもおかしくない、老朽化した建屋に、鉛や有害物質をまき散らして走り回る数百台のターレーや大型貨物自動車がまき散らす大気汚染、ゴキブリと大ネズミの巣窟となっている築地の現状を見れば、豊洲へ移転しない選択など1%も考えられないのです。
このことを築地移転に反対する人たちには真摯に考えるべきでございます。
小池都知事も、いつまでも「築地」を政争の具として弄ぶことなく、都民ファーストの見地から、豊洲への移転を決断していただきたく願うものです。
「都民の胃袋」と称される築地ですが、実態は違います。
東京には築地以外に 10の中央卸売市場があります。特に築地で取り扱われている海産物は東京の一流の料理屋、鮨屋で供されるもので、一般庶民の口に入るものではありません。
庶民がスーパーで手に入れている海産物は、ほとんど築地を通さずに産地直送で業者が仕入れているものばかりでございます。
東京都民の何割が築地で取り扱っている海産物を口に入れているというのでしょうか。
日本中で見ればほんの数パーセントにも満たない数量でございます。
東京ローカルの一市場の問題を、あたかも日本の国運を揺るがすような大問題として発信しているメディアの「スキャンダル底上げ商法」こそ問題なのでございます。
脅威といえば、月曜日にも日本海の排他的経済水域に弾道ミサイル4発を撃ち込んだ「狂人・金正恩」の存在こそ、国運を左右する脅威でございます。
ミサイルは正確に位置をとらえて爆発したと伝えられています。
弾頭は日本にある米軍基地を狙うために開発したものと北朝鮮は発表しましたが、米軍基地があるところといえば・・・